2022年、勝負の年!株式会社ステラリンク代表 前田保宏が語る。

新型コロナウイルスの感染が拡大して早2年。前田が代表を務めるステラリンクにも大きな転機が訪れた。それは10周年を迎えるステラリンクにとって今年は勝負の年になるからだ。ソフトウェアメーカーとして正念場となる2022年。今までの10年、そしてこれからの10年を代表前田が余すことなく語る。

 

目指していたものが形になった2021年。

2021年は前田にとって会社設立以来一番多忙な年だった。それは、メーカーとして今までに作り上げたものが形となり基盤が整った年だからだ。
オリジナル製品の案件が増え、今まで築いてきた人脈に花が開いた。

IT業界ではメーカーを作るには10年かかると言われているが、実際に10年目にしてやっとオリジナルプロダクトを展開することができた。
まだまだ半人前だが大きな結果を生むことができ、ここからさらに世界が広がっていくことが楽しみで仕方ないと前田は笑った。

 

新たなサービスの展開と初心にかえり学ぶ。2022年は土台を確固たるものに。

2022年は前年に作り上げた土台を強固なものにする構想が前田の頭の中にはある。
今の基盤を発射台として、日本中に発信できるか、さらにそこから生まれる新しい世界を生み出していきたいと考えている。
会社としてプロダクト事業がメインではあるが、直近はシステム開発の案件も増えた。この2本柱を両立して進む仕組み作りに注力する。
そして2022年春、新たな3つのサービスがリリースされる。前田は言う「このサービスがステラリンクにとって起爆剤になる」と。

靖国神社で新年の参拝をする代表前田

また、10周年を迎える中で、前田は技術者・経営者として初心に戻ることを決意した。まずはプログラム技術。前田が実際に手を動かすわけではないが、今使われている言語を学ぶことで、いざバグやトラブルに見舞われたとき、メンバーと一緒にレビューができれば状況を改善できると考えた。技術を語り合うには自分自身が学んでいなければ寄り添うことができないと、原点に戻り勉強を始めた。
常々前田は言う「今の形を作り上げることができたのは周りの人のおかげ。メンバーには意見を活発に発信し、やりたいことを提案してほしい。そしてそれを形にするのが自分自身の役目」。技術者・開発者・経営者として新しいものを作り続けたいと言う前田の想いなのだ。

 

とにかく走り回り悪戦苦闘した10年間。

常に上り調子にも思えるが、この10年間は数々の苦行もあった。
設立当初はとにかく走り回り目まぐるしい毎日だったが、現在の方が断然面白いと前田は振り返る。
それは、たった1人でコンサルティングや営業支援の活動を主としていた中で、1人増え、2人増え、仲間がどんどん増えていくことで企業としての力が増し、協力し合ってものをつくりあげていく楽しみがあるからだ。
しかし、生み出す過程は安易なものではなかった。形が見えそうになっても失敗を続け試行錯誤の9年間。改良を繰り返しやっと10年目にして製品としてオリジナルブランドを各所で展開できるようになったのだ。

前田のもの作りは普段の生活をヒントにしている。自ら外に出て行動をし、不便だと感じたものをIT化して便利にすることはできないかと常々考えている。さらに人の行動を観察して大変そうな人がいたら解決策を考える。それを製品化して時代のサイクルの波に乗ることができれば軌道に乗ることは間違いない。大きな社会の流れと目の前で実際に起きている現実を観察して発想しているのだ。

 

10年後の20周年の未来に向けて。

走り続けてきた10年。10年後の20周年には100人規模の企業を目指している。1人前の会社として世間にブランドが認知され、日本のソフトウェアメーカーとして更に新しいものを作り、世の中に貢献できる会社へと成長を遂げるのが前田の目標だ。
そのためには、ソフトウェアサービスの3ブランド「StellarSign」「StellarRobo」「MenuMe」をしっかりと軌道に乗せ、そしてさらに新しい製品、将来を見越したサービスの展開が必須だと考えている。

しかし、ITに拘りロボットに支配される未来を前田は目指してはいない。デジタルとアナログの間50/50(フィフティ/フィフティ)が人のためになるサービスのバランスだと考えている。その程よいバランスを目指し、ステラリンクはITを利用しながら人と人との繋がりを作るサービスを生み出せるように尽力する。今後10年も前田の構想はまだまだ止まらない。

 

1964年生まれ。大手電機メーカーを経て2012年株式会社ステラリンクを設立。趣味はビーチバレーとバンド活動(ギター)。モーニングルーティンは湘南ビーチFMを聴きながらヨーグルトと青汁を食す。カラオケの十八番は「WANDS」と「浜田省吾」。最近は「緑黄色社会」が気になっている。